HGワイドエアブラシを使用した感想。

 


 HGWIDE
 た衝動買い。
 タミヤHGワイドエアブラシを入手。以前から0.3mm以上の口径のエアブラシが
 欲しいと思っていた。それはサーフェイサーの吹き付けをエアブラシで
 行う際、しばしばハンドピースが詰まったり、出が悪かったりしていた。(瓶サフの底に残った最後の方など)
 またウレタンクリアの吹き付けもたまに行っていたり、クレオスメタルカラーは
 0.3mmだと先ず詰まるので使えなかったり、缶スプレーでのメタリック色の発色の良さに感心していた為。
 その一方で低圧コンプレッサー向け大口径エアブラシは従来クレオスのボタン式しかなく、
 ボタン式でサフを延々と吹き付けるのはグリップ付トリガー式の楽さを知ってしまって
 いた自分には考えられなかった。「タミヤが0.5mmトリガー出してくれたら・・・」
 と思っていたら、本当に発売された。かなり驚いた。
 
 効能書きなど。(パッケージから)
 ・つやあり塗装に
 ・広い面積の塗装に
 ・メタリック塗料に
 ・サーフェイサーの吹き付けに
 ・スプレーワークの各種コンプレッサーで使用可能  

 使用後の感想など。
 ・吹き幅が広い。HGUCデンドロビウムでもいけそう。なので作業が早い。
 ・全然詰まる様子は無し。
 ・圧力の低下はHGトリガーにくらべ15%程。(0.2Mpaが0.17Mpaに低下)
 ・確かに塗装面がいつもより滑らかな気がする。
 ・15ccカップは当初洗浄が面倒だったが、慣れてきた。現在タミヤの樹脂製17ccカップに換装。(なんとなく)
 ・テールキャップ(?)が黒い。HGトリガーと区別するためには必要。思っていたよりは汚れない。
 

 の後、数回使用したのでレポートなぞ。
 <ケース 1/48大戦機の場合>
 主にサーフェイサー吹き、おおまかな基本色を吹くのに使用。塗料はMr.カラー。
 広めの面をさっと塗装出来る。銀の発色も大分良くなる。塗装中良くうがいする様になったのもあり。
 
 <ケース 1/24カーモデルの場合>
 ウレタンクリアの吹き付けに使用。ウレタンクリアは精密屋のもの。
 0.3mmでは詰まりが恐くニードルを絞って吹けなかったが、
 絞ってハンドピースを近付けて塗ることが出来た。
 
 <ケース ガンプラの場合>
 主にサーフェイサー吹きに使用。塗料はクレオスの瓶入りサーフェイサー1000。
 塗装面がより滑らかになった気がする。
 メタリックの発色も缶スプレーに迫る勢い。
 
 <ケース レジンキット(1/100 MH)の場合>
 サーフェイサー吹きと基本色の光沢白の塗装に使用。
 塗料はクレオスのレジン用とガイアノーツEXホワイト。
 サーフェイサー吹きはノリが悪かったため0.3mmと所要作業時間は変わらず。
 塗料の性能もあり、白はあっさり発色。ツヤも割と出た。

 <ケース5 蛇足、アクリルガッシュの場合>
 0.3mmHGトリガーを使用。目分量で水を同量足して希釈するも、詰まる。
 カップにどんどん水を入れ、うがいしつつ吹き出るまで足す。(初めは少量のガッシュを入れていた)
 ラッカーより薄めた頃、吹き出す。塗装。アクリルシンナーで洗浄。
 後日ラッカーを吹く。調子が悪い。妙に塗装面がまだらになる。
 ラッカーシンナーで丁寧にうがい、空吹き。つけ置き洗い。ガッシュの粒が出る。
 塗装後半に使用可能に。
 HGワイドならもう少し濃い希釈でも吹き付け可能と思われた。
 また、ラッカーとガッシュ、両方使用するならラッカーシンナーやツールクリーナーなどで
 エアブラシの中の水分とガッシュを十分除去した方が良いと思われた。

 2008年6月加筆修正


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